デリケートゾーンのお悩み
デリケートゾーンのお悩み
デリケートゾーンは、女性にとってとても大切な場所です。外陰部、膣、肛門周囲を含めた部分を指し、皮膚が薄く粘膜もあるため、他の部分と比べてデリケートな性質を持っています。
デリケートゾーンのトラブルは、女性なら誰にでも起こる可能性があります。
主なトラブルとしては、以下のようなものがあります。
これらのトラブルは、様々な原因によって起こります。主な原因としては、以下のようなものがあります。
デリケートゾーンのトラブルを予防するためには、以下の点に注意することが大切です。
デリケートゾーンのトラブルでお悩みの方は、自己判断せず、婦人科を受診することをおすすめします。
月経以外に性器から出血することを不正性器出血といいます。比較的新しい血液は赤色ですが、古くなると血液は茶色くなってきます。微量の出血では黄色の場合もあります。病気ではないこともありますが、重大な病気のサインとしても現れることがありますので注意が必要です。
不正出血の原因には、炎症によるもの(病原菌感染、子宮内膜炎、萎縮性腟炎など)、ホルモン異常によるもの、良性の腫瘍(子宮頸部・内膜のポリープ、子宮筋腫など)、悪性腫瘍(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣腫瘍、子宮肉腫、腟がん)、妊娠に関連するものがあります。
このように不正出血を起こす原因は数多く、疑われる疾患や症状によって検査も様々です。不正出血を繰り返す場合は初期の病気が潜んでいることもありますので、受診して検査を受けることが大切です。
膀胱炎とは、尿道から入り込んだ細菌が膀胱で繁殖し、膀胱の内壁を覆う粘膜に炎症を起こす病気です。女性は男性に比べて尿道が短いので、膀胱炎になりやすいです。ほとんどの場合、大腸や直腸などに潜んでいる腸内細菌などが尿道から侵入して、膀胱で増殖することによって起こりますが、一部の抗アレルギー薬や抗がん剤などの薬剤の影響によって発症したり、放射線治療の副作用などで発症したり、膀胱炎の原因は様々です。
疲れがたまったりして免疫力が落ちると、膀胱の中の細菌の量も増えやすくなるため、膀胱炎になりやすくなります。病気の性質上、人に言いづらいため、受診のタイミングが遅れがちな傾向にあります。膀胱炎のほとんどは、薬の服用によって比較的短期間で治まるため、排尿時に何らかの違和感を覚えたら、早めに受診することが大切です。
「膣に炎症が起きている状態」を膣炎と言います。膣炎は、主に成人女性によく見られる症状ですが、稀に幼児・老人でも発症することがあります。
近年、若い女性に多くなっている膣炎は、一般的に、危険な病気ではありません。
しかしながら、痛み・痒み、おりもの異常、パートナーへの感染
など、不快感を覚える症状だけではなく、様々な問題が生じるため、いずれにせよ早期に受診することをおすすめいたします。
高齢女性の場合は萎縮性膣炎である場合が多いです。萎縮性膣炎は閉経後、女性ホルモンの低下により腟内を正常な状態に保つことが難しくなることが原因で起こります。
お手入れの方法を変えたり、ホルモン剤を使用したり、漢方薬を内服することで改善できることが多いです。気になることがございましたらいつでもご相談ください。
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