予防接種・ワクチン
予防接種・ワクチン
当院では、下記のような各種ワクチンの接種を行っております。
予約制です。
ワクチン発注に1週間程度お時間を頂戴いたしますので、必ず事前に予約をお取りください。
※流山市医師会の方針で開院後はしばらくの間公費による予防接種、抗体検査の取り扱いができません。当院では2025年3月までは自費でのワクチン接種、抗体検査のみを取り扱っております。大変ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。
※当院では男性への接種は行っておりません。
シルガード9 1回 | 30,000円(税込) |
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ご希望の方は接種希望日の1週間以上前に事前にご連絡ください。予約を受けてワクチンを発注致します。返品ができませんので、キャンセルは一切致しかねます。日程の変更は可能です。
子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウィルス(HPV)というウイルスに感染することによって発症します。
好発年齢は30-40代とされてきましたが、最近は20代での発症が急激に増えています。
子宮頸がんの原因となるHPVは、性交渉によって感染するウィルスで、性交渉の経験がある女性の約8割は50歳までにいちどは感染すると言われているくらい、ごくありふれたウィルスです。多くの場合は自己免疫力で自然に消失しますが、ウィルス感染が排除されずに持続すると、一部に「異形成」といわれる前がん病変やがんが発生すると考えられています。
子宮頸がんのワクチンは、HPVウイルスの感染をブロックし、発がんを予防します。
HPVには様々な型があり、その中でも子宮頸がんを引き起こすHPVは、約15種類といわれています。
今、日本で使われているワクチン、はそのうち子宮頸がんハイリスクとされている16型、18型感染を防ぐ2価ワクチン(サーバリックス)と、その2つに加え、性器にできるイボ「尖圭コンジローマ」の原因となる6、11型も防ぐ4価ワクチン(ガーダシル)があります。
さらに、現在は9価ワクチンである「シルガード9」が日本でも承認され、2021年2月より発売が開始されました。9価ワクチンはこれまでの2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)より予防効果が高いとされ、約90%の子宮頸がんを予防できるとされています。
日本では、現在、2価と4価に加え9価HPVワクチンを、小学生6年生~高校1年生の女子が公費による接種を受けることができます。
子宮頸がんワクチンは10~14歳が最も効果的な接種年齢ですが、45歳までワクチンの有効性が証明されています。また、現在、9年以上の間、ウイルスの感染をブロックし続けることがわかっています。
ただし、いずれのワクチンも100%HPVの感染を予防できるわけではないので、ワクチンを接種した後も、定期的に子宮頸がん検診を受けるようにしてください。
※HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。しかしながら、2価または4価ワクチンで規定の回数の一部を完了し、9価ワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施して差し支えないこととしています。
麻疹・風疹ワクチン 1回 | 11,000円(税込) |
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ご希望の方は接種希望日の1週間以上前に事前にご連絡ください。予約を受けてワクチンを発注致します。返品ができませんので、キャンセルは一切致しかねます。日程の変更は可能です。
大人になってから麻疹を発症すると、重症化しやすいと言われており、体の抵抗力が一時的に低下するため、肺炎や脳炎、心筋炎などの合併症を起こすケースもあるため、注意が必要です。特に、妊婦さんが麻疹にかかってしまった場合、流産や早産のリスクが高くなるのに加え、自身も重症化しやすく、非妊娠時よりも死亡率が上がることが分かっています。
免疫のない女性が妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると赤ちゃんに先天性風疹症候群という障害を起こすことがあります。風疹は、いちど自然に感染すると一生つづく免疫が体内に作られるため、その後風疹にかかることはないとされています。
この免疫は、実際に風疹にかかったことのない人でも、風疹ワクチンを接種することでも作られます。
妊娠を考えている方(妊娠中はワクチン接種はできません)や、そのパートナーの方、医療従事者、教育に従事する方は必ず、流行地へ行く方、(もちろんそうでない方々も)いまいちど自分が麻疹や風疹に対する免疫を持っているかチェックしておくとともに、免疫が不十分な方はワクチン接種しておくことをおすすめします。
かかったことがあるが、ワクチンを受けているかご不明な方は、まずご自身の風疹や麻疹の抗体価を検査してみてください。その結果によって必要な場合はワクチンの接種を強くおすすめします。
冬期に流行するインフルエンザは、ワクチンによって感染を完全に防ぐ効果はありませんが、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。ワクチン接種の2週後から血中の抗体の量が増え始め、4週でピークに達し、3-5か月後から低下すると言われているため、流行の2-3週間前の接種が推奨されています。
特に妊娠中の方は、感染すると重症化しやすいため、ワクチンの接種が推奨されています。妊娠を考えている時から、妊娠中全期間、授乳中を通して、接種が可能です。
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