「メノポーズ週間」ということで更年期についてのお話し|流山つつじの街の女性クリニック|流山市南流山の婦人科

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「メノポーズ週間」ということで更年期についてのお話し

「メノポーズ週間」ということで更年期についてのお話し|流山つつじの街の女性クリニック|流山市南流山の婦人科

2024年10月15日

2024年10月18日〜はメノポーズ週間です。メノポーズ週間に更年期のお話。

毎年10月18日は世界メノポーズデー【World Menopause Day】です。
日本では10月18日〜10月24日をメノポーズ週間として日本女性医学会を中心に啓蒙活動を行われております。https://www.jmwh.jp/n-hrt_book.html

メノポーズって?更年期とは?

メノポーズとは閉経のことです。閉経前後10年くらいのことを更年期、その時期におきる諸症状を『更年期症状』と呼んでいます。生活に支障をきたすような症状がある場合は、更年期障害といい、治療を検討した方が良いと思います。更年期症状は、ほてり、ホットフラッシュのような【血管運動神経症状】、肩こり、めまい、頭痛、倦怠感、関節痛、冷えなどの【身体症状】、不眠、イライラする、落ち込みが強いなどの【精神症状】など多岐にわたります。特に更年期に特有でないものもあるので、自分でもこれは更年期?いやいや前からある症状だから違うよね?と迷われることもあるのではないでしょうか。

ある人にとっては、『もともと冷えで困っていたから、ホットフラッシュはむしろありがたい』ということもあるでしょう、しかしある人にとっては『もともと暑がりなのに、さらに暑くて、汗も出て。』などと感じ方は異なると思います。これくらいは我慢しないと、などどいうことはなく、その症状の辛さ、どれだけ困るか、は主観です。ご自身で不調を感じるのであれば我慢せずにぜひ相談してくださいね。

更年期障害の治療について

当院でご提案している主な治療についてご説明します。

  • ホルモン補充療法(HRT) :女性ホルモン(エストロゲン)が低下していて、特にホットフラッシュや火照りがある方には効果が出やすいです。そのようなケースではエストロゲン補充が禁忌でなければ第一に考えます。
  • 漢方療法 :数多くある漢方の中から、一人一人に合った処方を考えます。ホルモン補充療法やその他の治療と合わせて行うこともあります。桂枝茯苓丸・加味逍遙散などがよく処方されます。今の体調の悪さの原因を掘り下げて、体質が良い方向に向かうようにしていきます。
  • プラセンタ療法 :ヒト胎盤由来のエキスです。更年期障害に保険適応があります。週に2−3回の注射から開始していただくことを勧めております。更年期の諸症状に効果があります。他治療と組み合わせることも多いです。
  • エクオールサプリメント(エクエルプチ) :エクオールとは、大豆イソフラボンが腸内細菌のちからを借りて変換されることで生まれる成分です。エクオールは女性ホルモンと似た構造をもっており、更年期の諸症状に効果があるといわれています。ホルモン補充療法が禁忌の方でも摂取可能です。
  • 自律神経調整剤・抗うつ薬など :それぞれの症状に合わせて処方する場合があります。うつ症状が強い場合は診療内科への受診を勧める場合もあります。

このように様々な対処法がありますので、診察の上どれが良いか、どれが合っているか、どれなら始めやすいかなど、考慮して治療を進めます。ぜひ相談してください。

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